サンタさんはいつまで続けたらいいのか
小さい頃はサンタさんの存在を全く疑わずに信じていた子供たちも、成長するにつれて「本当はサンタさんなんていないんだ、クリスマスプレゼントを持ってくるのはママとパパだ」と気づくようになるものです。
そこで問題になるのが、「サンタさんはいつまで続けたらいいのか」ということです。
全国の子供を持つ親御さんを対象として行われたアンケートによれば、「サンタクロースはいつまで?」という質問に対して、回答が最も多かったのは「小学5~6年生」で35.4%でした。
次に多かったのが「小学3~4年生まで」で26.5%、続いて「小学1~2年生まで」(13.1%)、「小学校入学まで」(7.1%)という回答が得られました。
回答者の75%の親は、サンタクロースを続けるのは小学6年生までと見極めているようです。
子どもへの気遣い
子供によって性格は違いますので、「サンタさんを続けるのは◯歳まで」と一律化してしまうことはできません。
子供が「サンタさんっていうのは嘘なんだ」と気がつくまでは、できるだけ子供の夢を大切にしてあげたいと思っている親が大部分です。
子供の中には、20歳になってもサンタさんの存在を信じているケースもあるなど、個人差が非常に大きいので、子供の夢を尊重してあげることが大切でしょう。
中には、逆に親に気を使ってサンタさんがいるのを信じているふりをする子供たちもいるようです。
特に兄弟がいる場合、弟や妹がサンタさんを信じている夢を壊さないために、お兄ちゃんやお姉ちゃんもサンタさんのことを信じているふりをするというケースが多くなっています。
ただし小学校の高学年になってもサンタさんの存在を信じている場合、学校で同級生にからかわれて傷つくこともあり得ますので、子供が「親に騙された」とショックを受けないように注意することも必要でしょう。
子供を傷つけない形でサンタさんを終わらせるためには
子供の気持ちを傷つけない形でサンタさんを終わらせるためには、「サンタさんは本当にいるけれど、◯◯ちゃんはもう大きくなっちゃったから、これからはパパとママがクリスマスプレゼントをあげるね」と言ってみるのも一案です。
サンタさんを心から信じている子供に「サンタさんは実は存在しない」と言い切ってしまうと子供は悲しんでしまうものです。
「サンタさんは世界中の子供にクリスマスプレゼントを配らなければならないから、手紙を書いて抽選に当たらないと来てもらえないんだよ」などと説明するのも良いでしょう。
子供の方から「サンタさんは実在するのかどうか説明してほしい」と聞かれることもありますから、この場合には本当のことを話してあげるのも悪くありません。